靴の補修費用一覧

靴の補修費用一覧

掲載価格は税込です

ビンテージスチールの取付け

ビンテージスチール

摩耗しやすいつま先にはビンテージスチールがオススメです。革底は履き始めが一番つま先が摩耗します。履き始めは靴底の返り癖がついていない為、アスファルトでザクザクと削られてしまいます。つま先が摩耗してからでも取り付けられますが(別途費用が掛かります)後で取り付けるのならば追加費用が発生しない新品時点での取り付けを推奨しています。

なおラバーソールには取り付けができません。*スコッチグレインなど、もともと革底のつま先にラバーが埋め込まれている革底には取り付けられる場合があります。オーブリックトゥなどつま先の形状が特殊なモデルにはスチールの規格がどれも適合せず取り付け不可の場合もあります。

補修費用

・ビンテージスチール取り付け3.500円
・つま先が摩耗している場合は追加費用がかかります1.000円程度

関連記事

ハーフソールスチール併用仕様

ハーフソールスチール併用仕様
ハーフソールスチール併用仕様全体

革底は履き始めが特につま先が摩耗しやすい為、歩き方によってはハーフソールのみではすぐにつま先部分のみラバーが摩耗してしまい、ランニングコストが悪い場合があります。摩耗しやすいつま先にはスチールを配し、滑りやすい革底にはハーフソールを併用する事で滑り難くなり革底を縫い付けている底縫いの糸も擦り切れません。

また雨の日には革底への路面からの汚れた雨水の吸い上げを予防でき、ソールとの境目の雨ジミ予防にも効果があります。ハーフソールスチール併用仕様が現在考えられる最強の靴底保護仕様となります。特に新品時では革底の癖がついていないので、つま先が真っ先に摩耗しやすい状態にある為、新品時の取り付けがベストだと考えています。なおラバーソールにはスチール併用仕様の取付はできません。

補修費用

・ハーフソールスチール併用仕様6.500円
・つま先が摩耗している場合は追加費用がかかります1.000円程度

関連記事

ハーフソール

ハーフソール
通常は直線
ハーフソール加工
ラウンド
コマンド
コマンドソール

ハーフソールを取り付けることで靴底の摩耗を防ぐことができます、底縫いがされている靴の場合は糸が擦り切れる事がない為、糸切れによる革底の剥がれ予防にもなります。また革底の場合はハーフソールを取り付けることにより、雨の日には路面からの雨水の染み込みを予防でき、雨ジミ対策としても効果があります。

婦人靴の場合はもともとソールが薄いのでハーフソールを取り付けることで耐久性の向上とまたクッション効果も多少あります。ハーフソールのカラーは主にブラック・ブラウン・カラメル(ハニー)・レッドなどご用意しています。

ハーフソールの境目は通常直線のラインですが、ラウンドなど靴底の形状に合わせて変更は可能ですが別途費用がかかります。通常のフラットなソールの他に、表面に凹凸のあるコマンドタイプのハーフソールや厚みのある素材なども選択できます。

補修費用

・ハーフソール/紳士靴3.500円
・ハーフソール/婦人靴2.500円
・コマンドソールなど4.000円
・境目形状を加工する場合1.500円

底縫いがされている靴の場合、底縫いの糸が完全に擦り切れて点々となっている状態では(つま先以外で)ハーフソールの取付はおすすめできない場合がありますのでご相談ください。

関連記事

つま先補修

つま先補修
ダイナイトソール

ウェルテッド製法で製作された靴の場合、ウェルトまで摩耗してしまうとウェルテッド製法の意味がなくなってしまいます。ウェルトは革底を縫い付ける縫い代となるので、その部分まですり減らしてしまうとオールソールの際にウェルト交換が必要になる場合があります。革底の履き始めは特につま先が摩耗しやすいのでお気をつけください。

そのほかの製法の靴の場合でも、つま先部分のソールが極端に摩耗してしまうと靴のアウトラインが崩れてしまったり、婦人靴の場合は直にソールをつけている場合が多い為、本体まで摩耗しつま先に穴が空いてしまっている方も多いです。ダメージが少ないうちに補修された方が費用も抑えられ、元通りに仕上げることができます。

補修費用

・つま先ラバー補修2.000円〜
・つま先レザー補修2.500円〜
・部分的な底縫い2.000円〜
ビンテージスチール取付け3.500円

関連記事

オールソール

ALDEN
ALDEN

靴底を取り除いて新しいソールに交換します。もう少しクッション性が欲しい、摩耗しにくい耐久性の高い仕様にしたい、ミッドソールに差し色でレッドソールを使いたいなど、ソール交換の際には自分なりの仕様にカスタマイズ可能ですのでご相談いただければと思います。

主な補修費用

・レザーソール(紳士)16.000円〜
・レザーソール(婦人)12.000円〜
・vibramラバーソール15.000円〜
・vibramスポンジソール13.500円〜
・ダイナイトソール15.000円〜
・サンダルなど9.000円〜

関連記事

リフト交換・補修

靴修理
ALDEN
靴修理
靴修理

革靴、スニーカー、コンフォートシューズ、スポンジソール、クレープソールなどなどリフト交換、部分補修は可能です。減りすぎた場合には費用が余計に掛かってしまったりスニーカーなどは補修強度が維持できない場合もある為、早め早めの補修がおすすめです。また減りすぎた状態で履き続けることで靴自体が歪んでしまい、それに合わせて身体にも影響が及ぶ事がありますので注意が必要です。

スポンジソールの場合、補修箇所にスポンジ素材よりも摩耗しにくいラバー素材を用いることで耐久性を向上させて補修する事ができます。婦人靴でヒールの高さが(傾斜が)厳しいという事でヒールを低くできないかとご相談いただく事がありますが、基本的にはオリジナルの設定から変更しない方が良いのですが、靴の状態によっては1.0cm程度であればヒールカットすることも可能です。

主な補修費用

・ダヴリフト(革付きリフト)4.500円
・vibramラバーリフト3.000円〜
・ラバーリフト(婦人)1.200円〜
・ブロックリフト4.000円
・部分補修・傾斜板2.500円〜
・ピンヒール800円
・ヒールカット(婦人)1.500円〜

腰革の補修

腰革

かかと内側の擦れの原因は主に、サイズが合っていない、靴の履き方が悪い、かかとの形状と靴があっていないなどがあります。補修方法は状態や仕様により異なりますが基本的には擦り切れた部分を革で覆い、履き口の縫い目などを利用して縫製し固定します。

靴のかかと部分には、かかとをホールドする為にカウンター(月型)と呼ばれる芯材が間に入っていますが、腰革が擦り切れ露出したカウンターも擦って削れてしまうと、かかと部分の形状が崩れてしまい履き心地が悪くなったりサイズ感にも影響してしまうので早めの補修がおすすめです。

補修費用

・腰革補修(短靴・片足)3.500円
・腰革補修(ブーツ・片足)4.500円〜
・縁取り補修(部分)3.500円〜

小指の裂け補修

小指の裂け補修
靴修理小指
靴修理 小指裂け
靴修理小指裂け

補修項目で「小指の裂け補修」とピンポイントで設けるぐらいご依頼の多い箇所です。小指や親指部分が裂けるのは仕方がないところがあります。足と靴を見比べるとそもそも靴の中に小指が収まるスペースが足りていません。ですのでどうしても靴内部で圧迫され擦れることにより革が痛みやすい箇所になります。

屈曲部分ですので履き皺が入りますが、日頃から保湿を行っていないとその履き皺がきっかけとなり、そこからひび割れて裂けてきやすい箇所でもあります。裂けていなければ内側から革で補強を行い、裂けている場合は補強と縫製が必要になります。縫製が必要になってしまうと見栄えにも影響してしまう為、日頃からのお手入れが大切です。

補修の目安は外観に深い皺があり亀裂の疑いがある場合や靴の内側を覗き、小指や親指部分の裏革が擦れて丸く擦り切れていないかどうかで確認できます。

シューツリーを入れて保管しておくことで履き皺が伸びて必要以上に深く刻まれず、保湿を行う際も皺の谷間に浸透してくれるので使用を推奨しています。木製のシューツリーの場合は表面にラッカー塗装がされていない製品だと靴内部の湿気も木が吸収してくれますが、100均のプラスチックのバネのものでも十分効果はあります。

補修費用

・裂けていない場合(1箇所)2.500円
・裂けている場合(縫製あり・1箇所)3.000円
・近くに裂け目が複数あり縫製が必要な場合3.500円〜

裂け補修

裂け補修
裂け補修

裂け補修の内容は様々です。犬にかじられた、つまづいた拍子に、靴を履く時に、兄弟喧嘩で弟にハサミで切られた・・・などなど。状態によっては見栄えを損なわず補修することは難しい場合もありますが、なるべく仕上がりが「らしく」なるような補修を心掛けています。

ちなみにですが、ご依頼の多い履き口付近の裂け補修については、指を引っ掛けて履いたり靴紐を解かずに履いたりと、裂いてしまう行為を自ら行なっている場合もありますのでお気をつけください。
履き口にスポンジが入っている製品だとスポンジが劣化したり使われている素材が合皮の場合などその部分が全体が痛んでしまうことがあります。その場合はそのパーツごと交換することも可能です。

補修費用は状態により異なりますのでお見積もりになります。

ヒール交換・巻き替え

ヒール交換

婦人靴のヒールは元々壊れやすい仕様の靴もあるので走ったり、階段を駆け下りたりしないほうがよろしいかと思います。交換の場合はなるべく近い形状のものを探します。もしくは細いヒールから太いヒールに変更し、安定感をアップすることもできます。

表面に巻かれている革の巻き替えの場合でも、一度ヒールを外して行う必要がある為、付け根部分が極端に細いものは再固定の際に確実な固定ができない場合もある為、補修不可の場合もあります。交換や巻き替えの際にはオリジナルにこだわらず、ヒールの色を変えることで本体とバイカラー仕様にしたりと自分仕様にカスタムできる箇所でもあります。

補修費用

・ヒール交換6.500円〜
・巻革交換4.500円〜

ストラップの製作

アンクルストラップ
アンクルストラップ

歩行の際にかかとがパカパカしてしまう場合には、アンクルストラップを取り付けることにより改善できます。ウェッジソールの靴は靴自体が重い為、厚底の場合はソールが曲がらないのでそれぞれパカパカしやすい傾向があります。甲の部分でのストラップも製作できます。ストラップの革の色を靴と変えることでコンビ仕様で見せたりと、デザインとしても取り付けられる方はいらっしゃいます。

補修費用

・ストラップ作成費用8.500円〜

サイズ調整

ドクターマーチン
インソール
タンパッド

サイズがきつい場合にはストレッチャーという器具で指周りをある程度拡張する事ができます。ただデザインや素材によってはあまり変化しない場合もあります。パンプスは靴の構造的に元々指周りが窮屈に設定されています。窮屈にする事で靴が脱げないようになっています。ですので安易に広げてしまうと脱げやすくなったり、つま先の幅が狭い部分に余計に足が滑り込んでしまい、指周りに痛みが生じてしまう場合もあります。(ハイヒールでは特に)

サイズが緩い場合の調整方法は、指周りは前側にインソールを入れたり甲の部分が緩い場合はベロの裏にスポンジを取り付けて革で覆い狭めることができます。ローファーのサイズ調整もよくご相談いただきますが、ローファーはパンプス同様に革で覆われている面積が少ないので、脱げないように甲の部分が通常より低く窮屈な設定になっています。

ですので購入の際にはその窮屈さから大きめのサイズを購入してしまう方が多く、歩行の際に足が前に滑りかかとがパカパカと浮いてしまいがちです。かかと部分に隙間がありすぎると調整が困難な場合もありますのでご購入の際はお気をつけください。サイズ調整は靴を履いた状態の具合を観察する必要がある為、基本的にはご来店でのみのご対応となります。ご来店される際は実際にその靴を履く際の靴下でお越しください。

補修費用

・ストレッチ(伸ばす)1.000円
・インソール追加(狭める)3.800円〜
・タンパッド(狭める)6.000円〜

関連記事

美錠・ゴム交換

サイドゴア
美錠ゴム交換

美錠を固定しているゴムの交換や、アンクルストラップのゴム、サイドゴアブーツのゴムなどは交換可能です。ゴムは消耗部分になるので、なるべく必要以上に負担をかけないような履き方をすることで寿命を延ばすことができます。

例えばモンクスストラップであれば、履き口の美錠はゴムで固定されているので(革の場合もあります)そのまま美錠を外さずに足を入れて履くことは出来ますが、その都度ゴムが必要以上に伸ばされてしまいます。

ゴムが伸びてしまうとフィット感が悪くなるので(抑えが効かない)日頃からの履き方が大切です。サイドゴアブーツでも立ったまま履こうとするとゴムがかなり伸ばされてしまいます。サイドゴアのゴム交換は面積が広く4箇所交換になるので費用も高額になります。

補修費用

・美錠交換(2箇所)4.000円〜
・ゴム交換(1箇所)2.000円〜
・サイドゴア交換(4箇所)16.000円〜

ブーツの丈詰め

ドクターマーチンBEFORE
BEFORE
ドクターマーチンAFTER
AFTER

ニーハイブーツを購入したけど少し長すぎた、編み上げの紐靴は履くときに紐が面倒だから少し短くしたい、膝の裏に端が当たって痛い!など気になる箇所があればご希望の長さに変更可能です。カットするラインも直線のみではなくオリジナルに合わせて詰めることができます。

靴のサイズは選べてもシャフト(筒部分)の高さや太さは選択できないので、既製品で脚にあったジャストサイズを見つけるのはなかなか難しいかと思います。補修にて自分仕様の一足に仕上げていただければと思います。

補修費用

・丈詰め(ファスナーがない場合)6.000円〜
・丈詰め(ファスナーがある場合)8.000円〜

関連記事

ファスナー・スライダーの交換と取付け

ファスナー交換
ファスナー交換

ファスナーは消耗品なので強引な開け閉めをするとそれだけ早く寿命を迎えてしまいます。ブーツの場合はくるぶし、足首付近が引っかかり易くその部分で壊れる確率が高いです。一箇所でもエレメント(ギザギザの部分)が歪んだり取れてしまうとファスナー全体の交換となります。交換費用はファスナーの長さや縫製されている仕様により異なりますのでお見積もりとなります。閉じても開いてきてしまう場合などは(エレメントに問題がない場合)スライダーのみの交換で改善できる可能性もあります。ファスナーのない靴にファスナーを新規に取り付ける事も可能です。

補修費用は状態により異なりますのでお見積もりになります。