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デザートトレックはvibram#148 仕様
またしてもほとんどソールが減っていないクレープソールからのオールソール・・。
どんだけ嫌われているのかクレープソール。
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今回は二足あるので革中底のメリットなどについての説明を割愛しますので、詳細は関連記事を合わせてお読みいただければと思います。
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革中底を取り付けていつもの手縫い。ひと穴、ひと穴を本体に開いている縫い穴に合わせ、革中底に穴を開けて縫っていきます。
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底縫いが終わったらvibram#148ソールを取り付け周りを削っていきます。真ん中に見えるのが革中底です。オリジナルのしばしば劣化してしまう合成素材の中底は革中底へ交換していますが、最終のソールの仕上げの際にこの革中底をアクセントカラーとして残すこともできます。
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こんな感じでソールと同色に染めずにライトブラウンに染め残してアクセントにする事もできます。
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今回は革中底の色を残さずにブラックで染めてオールブラック仕様に、オールブラックもいいんです。
vibram#148は約9.0mm厚のフラットソールなのでスポンジでヒール部分を積み上げています。
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vibram#148はダナーなどのトレッキングシューズにも使われているだけあり、ラバーの耐久性も高く表面の凹凸が悪路にも適応してくれます。見た目はこの凹凸があってごつい印象ですが、その凹凸があることで厚みの割には屈曲性に優れていています。
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かかと部分が摩耗した際には同様のコマンドパターンのリフトで部分補修も可能です。
クレープソールからvibram#148に乗り換える際の注意点
クレープソールから乗り換える際の注意点としては、クレープソールの柔らかい履き心地から比べるとラバー素材になるのでクッション感は低下するかと思います。
追加でスポンジミッドソールを一層全体に入れることでクッション性を補うこともできますが、そこそこのソールのボリューム感になります。(画像は入っていない状態です)
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デザートブーツは vibram#2021サンド仕様
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こちらのデザートブーツもそこまでクレープソールは摩耗していません。ただクレープソールが劣化してベトベト系の劣化具合なのでゴミの付着が甚だしいです。
クレープソールって修理業界では革や手に付いた接着剤をこすって落とすのにも使われています。クレープソールを使ってソール交換した際に余分な端をカットしたものをとっておいて使う感じです。
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シューケア製品でも起毛革用にクレープ素材を加工したブラシがあるぐらいなので、もともとゴミを吸着しやすい素材ではあります。それが劣化してくると粘着性が高まって何でもかんでもひっついてしまう始末です。
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白い層がオリジナルのフェルト素材のような中底部分。この部分は革に交換されます。
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ソールを分離。つま先には先芯が直接貼り付けられています。指と擦れて摩耗してしまっている場合もしばしばあります。
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デザートブーツもデザートトレックもアッパー(本体の革)は一枚革(裏革が無い)で作られていて、かかと部分には腰革が追加され、その間にカウンター(月型)が挿入されています。限定モデルや製造国や年代によりこの辺の仕様もまちまちです。
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褪せたグリーンなんて色の糸は存在しないので今回も麻糸を染めています。染めてる時と乾いてからロウビキした後では色が違ってくるので、この段階でどの程度の濃さにするべきか・・・。
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黄色いマスキングテープは底縫いの際に糸が擦れてスエードに色や蝋が付着しないように貼っています。
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元の縫い穴に縫い直して・・・。
画像になって見てみるとアッパーは定番のサンドスエードではなく少しグリーンかかっていますね。
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相性の良さ
明るいスエードの色にvibram#4014アイボリーも相性はいいですが、#2021サンドの場合はアッパーとソールで色のトーンがまとまるので落ち着いた印象できれいめに仕上がります。#2021はボリューム感があるのでブーツとのバランスもいいと思います。
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vibramのスポンジソールは通常のスポンジソールよりは摩耗に強いですが、それでもラバー素材に比べるとやや劣ります。つま先やかかと部分が摩耗した際にはラバー素材を埋め込み補強することもできます。
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