ロンシャン修理専門店ではないのだけれど・・。持ち手を短くする篇

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やっぱりショートだったか・・・。

ロンシャンの持ち手の長さはショート、ミドル、ロングという感じで3通りぐらいありそうです。ありそう、というのはシリーズによってまたは鞄のサイズによって革が伸びた長さを考慮しても、そのどれにも当てはまらない長さがあったりもするので。

ただロンシャンの公式HPを見てみるとショートとロングの2通りしかないようで、公式に倣いショートとロングということで以下は話を進めたいと思います。

ロングハンドルだと長い為か比較的、革がへたってきている状態になりがちのようです。購入の際はSサイズであれば持ち手の長さはショート、手提げ使いでとすぐ決められそうですが、MサイズやLサイズになるとショートにするかロングにするか迷うと思います。ショートハンドルで肘掛けで使われているシルエットもいい感じですし、実用的には肩掛けの方が楽で手も開きますし・・・。

ということでロングにしたけどやっぱりショートだったかな・・と後悔している方、安心してください今からでもショートにできるんです。

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一応ショートハンドは35cmですが長さはご希望で。

新品の状態のショートハンドルを計測すると、縫い目から縫い目(横の縫い目)でおよそ35cmあります(サイズがシリーズにより若干異なる)なのでこれに倣いショートハンドルの設定は35cmにしていますが、ご希望の長さで詰めることができます。(計測の具合や左右の持ち手の誤差(伸び具合)により仕上がり寸法には±5.0mm程度誤差が生じることがあります)

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連結部分は互い違いに革を重ねていますがそれぞれで載り合う部分は革を漉き、重なった部分の厚みが元の厚みになるように調整しています。革の端の部分も段差が出ないようにまた目立たないようになだらかに加工し、めくれ防止と念の為に端には斜めにステッチが入ります。

ショートハンドル仕様変更完成。

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連結部分を加工した後は元の通りに二つ折りにし縫製します。糸の色も太さもオリジナルに近いものを選んでいますのでほぼ元通りに仕上がります。断面のコバ部分も削って整え毛羽立ちを抑えた後に同様に元通りに塗装し完成です。

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連結部分は革が重なり合っているので始め硬さがあると思いますが、使用により撓って馴染んできます。と言っても連結部分が不自然にカクッとなるわけでもなく緩やかな弧を描きます。

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ショートハンドルに仕様変更・35cm

逆に持ち手を長くする方法

持ち手を長くする方法は交換するしかありません。以前は行っていませんでしたが、現在はナイロン(オリジナル)シリーズのみ対応可能となっています。ただ費用も高くなるのであまりオススメはしていません。

詳細については関連記事を参照して下さい。

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