Beetle・補修方法
カンペールのBeetleは履き始める前に補強した方がいいのかもしれません。このモデルはソール交換ができません(恐らく)。通常の靴の構造とは異なり本体とソールが卵のパックのような感じで上下で組み合わされ容積が保持されている為、ソール交換するには全く同じ凹みのあるソールで行わないとサイズが変わってしまいます。
また仮にソール交換が可能だったとしても、ソールと本体が靴の周囲の縁の部分で接着のみで固定しているので、その部分の接着強度が維持できるのかどうか不明なモデルです。
ちなみに一昔前のカンペールとは異なり(一昔前でも困難なモデルが多いですが)近年のカンペールのモデルは、ソール交換が非常に厳しい構造のモデルばかりのような気がします。Beetleモデルのようにオリジナルのソールでないとサイズが崩れてしまう構造が多用されているように思います。
ですのでソール交換ができないとすると、現状のソールに補強を施し履き続ける手段がベストかと思います。その場合、すでに履き込んで爪先や踵が摩耗した状態ではソールをフラットに取付けることができません。例えば踵が斜めに摩耗している状態であればその状態でソールが固定されることになります。
摩耗している部分を嵩上げし補修してから新しいソールを取り付けることはできません。また摩耗してオリジナルのソールが薄くなってから新しいソールで補強するよりは、目減りしていない、傾いていない状態で補強のソールを取り付けた方がベストかと思います
Beetle・費用と修繕事例
ソール交換費用目安 | 8.000円 |
お預かり期間 | 〜2週間 |
ソールの色はブラック・ダークブラウン・ホワイト・サンドベージュなどが使用可能です。爪先や踵部分は元のソールの摩耗度合いにより新しいソールで覆われる範囲が異なります。ソールは少し奥まった位置に取り付けられるので、実際に履いてしまうと取り付けたソール部分は靴の影になってしまいほとんど目立ちません。